Two popes, two saints [Faith]
2000年に及ぶローマンカトリック史上初の2人の教皇による2人の聖人と認める列聖式(canonization)がヴァチカンにて行われました。St. Peter's squareには約80万人の人々が集まりました。
2014年4月27日より、2005年に逝去したJohn Paul 2世と1963年に逝去したJohn 23世が聖人となりました。
カナダ・バンクーバーも祝祭ミサがあり、ダーリンと共に参列してきました。
在オタワのヴァチカン使徒大使、バンクーバー大司教による特別ミサに際して、バンクーバー近郊の教徒達は無料でこの記念すべきイベントに参加でき、私が通う教会からは4台のバス送迎付!
この日は高校生による合唱団とオーケストラ演奏。
ネイティブ・インディアンの入場により式が開幕。
バンクーバー近郊の各教会の代表者達が後に続いて入場。出身国の民族衣装を着ている人も多く、マルチカルチャーな雰囲気たっぷり。
約2時間に及ぶミサは普段は体験できないカトリック教会の組織図を目の当たりにしたような展開で ‐ 座る位置から身に着けているガウン、冠、帽子(と言うのかな?)の色の違い等々をありがたくも興味津々に楽しんでしまいました。
Holy Week [Faith]
キリストのエルサレム入城を祝するPalm Sundayから、最後の晩餐、十字架への張りつけ、死、そして復活のEaster Sundayまでの1週間、Holy Week.
この時期、教会ではconfession - 告解 をするようにと特別に時間を多く設けています。自己の誤りを告白し、キリストに赦しを願うとうのが告解の基本。 例えば
‐ 日曜のミサを怠ったことはありませんか?
‐ 両親に尊敬と愛情を表していますか?
‐ 兄弟と争いごとをしていませんか?
‐ 借りたものはきちんと返したでしょうか?
‐ 言葉や行動で人を傷つけたことはありませんか?
‐ 子供達に怒りをこめてまたは不当な態度で攻めませんでしたか?
‐ ウソをついたことはありませんか? それによって人に迷惑をかけたことはありませんか?
‐ 他人の悪口を言ったり、人を軽蔑したことはありませんか?
等々日々の小さな心の動きや些細な行動が悪意から出たものとすれば、告解をするべきなのです。
教会では最低年1度の告解を勧めています。 が、数年行っていない私。大反省。
First Communion [Faith]
友人のお子さんのfirst communion ミサに参列してきました。
カトリック教では子供が生まれると洗礼を受け、7、8歳になると聖餐(communion - キリストの体を意味するパン‐ 聖体を受ける)を受け、14,5歳になると堅信(confirmation 神の子としての身分を強め信仰のための特別な力を与えるもの)を受けるのです。
当人そして家族達にとっての人生の大きな行事のひとつ。この日のミサは罪のない純白さを表す白いガウンに身を包んだ30名程の子供達が聖体を受けました。
神父が子供達に「first communion とはどういう意味かな?」 と尋ねると
「Party! 」と答える子供。 子供達にとっては毎日の小さな出来事が全てエキサイティング。女の子にとって白いドレスを1日中着られることは一大事でしょう。
ミサの後は友人宅のディナーに招かれました。ピンクのクロス等で飾られた部屋はまさに祝福の雰囲気。そして友人のお姉さん手作りのケーキが登場。
紙皿やナプキンもクロスが描かれ、この行事がいかに大きなものであるかと同時に北米でのマーケットの大きさも改めて実感。調べてみると招待状、ドレス、ギフトまで様々なサイトがあるのにびっくり。
頂いたお土産は彼女の写真入りのタグ付。中には小さなキャンドルが入っていました。
Blessings, Caitlyn.
Palm Sunday [Faith]
Easter Sundayの1週前の日曜、Palm Sunday. エルサレムに入城したキリストを人々はオリーブの葉を掲げながらHosanna! と祝福しました。そして12使徒達と最後の晩餐を交わし、使徒の1人ユダに裏切られ捕らえられるキリスト。十字架にはりつけられ、そして復活するまでのHoly Weekが始まります。
朝のミサに参列して家に戻ると、既にダーリンは深夜にVaticanでのミサをライブTVで観たと言っています。チャンネルを確認すると再放送あり。夕方5時より2人で真剣に見入ってしまいました。
約2時間に及ぶミサを司るフランシス教皇。法話では力強く次世代を築く若者達に語りかけていました。TVの画面に向かって祈るのもおかしな話ですが、臨場感溢れる映像はまさにその場にいるような気分になりました。
Father, into your hands I commend my spirit.
Habemus Papam [Faith]
266代新ローマ法王 Pope Francisとしてアルゼンチン大司教Jorge Mario Bergoglio氏が選出されました。ローマン・カトリック史上初のヨーロッパ以外の出身法王、更に初のJesuit(イエズス会)出身と異例続き。地元アルゼンチン及びラテン・アメリカの人々の歓喜の様子がニュースでも伝わってきます。
昨年訪れたヴァチカン市国のSistine Chapel(システィナ礼拝堂)で行われたPapal conclave(法王選挙)。
今回は全世界より115名の大司教が集い、2/3である77票以上獲得した人が法王となるのです。法王が選出されるまでは黒い煙、選出されると白い煙が煙突から流れるのです。
新たな名前がここにまた刻まれます。
そして同じ旅で訪れたJesuit創設者St. Francisの生地であるAssisi。ダーリンの出身校もJesuit関連と偶然続きで感動の我家。
2005年にJohn Paul2世が逝去し、Benedict16世が選出された時、世紀の瞬間的な場面というのにさほど感心がなかった私。ところが今日この朗報を耳にした時の感激は言葉では表せない程。本当によかった、と涙が溢れそうな想いで一杯です。
Annuntio vobis gaudium magnum: (I announce to you a great joy)
Habemus Papam (We have a Pope!)
Pope emeritus [Faith]
ローマン・カトリック史上600年間において初の存命退位を宣言したベネディクト16世法皇。発表時は全世界にショッキングなニュースとして流れました。85歳という高齢、そして体調を考え、今後の力強いリーダーに期待すると表明した法皇。その潔い決断はさもありなんと思います。
引退後も法皇は「Pope emeritus」とし、白い服を着用するけれど、トレードマークの赤い靴は脱ぎ、昨年訪問したメキシコの靴職人の茶色のローファーを履くことになる予定。
3月末のイースターまでには新法皇が選出される予定で、既に有力な候補者が数名揚げられています。初のヨーロッパ以外の法皇になるか?とも注目されているところ。
ベネディクト16世の最後の一般謁見は2月27日。そして28日に退位予定。
全ては神の意のままに。ベネディクト16世に感謝を捧げ、今後の健康と幸せを祈ります。
Epiphany [Faith]
Rise up in splendor, Jerusalem! Your light has come, the glory of the Lord shines upon you. - Isaiah 60:1
The Epiphany 星に導かれた東方の3賢人が幼子イエスを訪問した日。この日を持ってクリスマスの期間が終わります。我家の小さなツリーやデコレーションも片付ける時となりました。
遠く離れた友人、家族達からの便りはとても嬉しく、子供達の写真を見て時の速さを感じたりと心温まる季節でした。今回一番お気に入りのカードは、ダーリンは上記写真の3賢人を選び、私はwhite & goldのChanelのカード。ゴールドの飾りがキラキラと揺れるのがとてもきれい。
2013年も皆様にとって健やかな日々となりますように。
Joy to the world [Faith]
2012年前の12月25日にJesusが誕生してから時を経て継がれて行くもの。長い間には人間同士の争いや闘いがあり、自然災害があり…と時は流れ、巡り回っていく。
少し改まった気分で迎える朝、Christmas Day. 友人や家族達からのメールや電話が次から次へと入ってくるのも嬉しいギフト。
遠く離れた家族達、病気と闘っている人々、争いに巻き込まれている兵士達、寒さと飢えに凍えている人々…全てにMerry Christmas.
Joy to the world. the Lord is come.
Silent Night [Faith]
クリスマスはもはや宗教色を超えて家族や友人達が集まり、共に食事をしギフト交換をするという習慣になりつつあります。この季節人々との会話の最後には「Have a Merry Christmas」と言い合うけれど、無難な所で「Happy Holiday Season」と言うこともあるのは移民、多宗教の人々が住むバンクーバーでは大いにうなずけます。
今宵は静かに祈りを捧げBaby Jesusの誕生を待ちましょう。
For unto you is born this day in the city of David a Savior, who is Christ the Lord.
Luke 2:11